「第九」を愛する会の活動

1、 2007年度の取り組みをふりかえって

(1) 飛躍的な会員増で会活動をしました
  5月「第九」合唱申し込み時点で、39名の会員数が11月には65名にもなりました。個々の合唱申し込みを団体扱いとして手続きをする時点で会員が増 えました。また6月の「発声法講座」8月の「第九なんでもQ&A教室」では、参加者へ入会の呼びかけを積極的に行いました。この盛り上がりで8月「新会員 歓迎バーベキューのつどい」を実施。女性陣手作り・自家製タレを使ってのバーベキューでは、それぞれ紹介しあって親睦を深めることができました。レッスン 時、ロビーでの「第九を愛する会」のコーナーでは、賑やかに行事の紹介や講義録等の普及など取り組みました。

(2) 2回の講座と「講義録」の発行
  6月、8月、と「第九」に関連したテーマを設け講座を取り組みました。これらの内容をテープから聞き取り、講義録としてまとめあげました。第九レッス ン前に会館ホール内にコーナーを設け、会員さんや第九合唱団の皆さんに普及。この中で大幅に会員さんをふやすことができました。講義録については貴重な 資料でもあり在庫の掌握等しています。

講座詳細

6月 「第九」を楽しく歌うための 「第九合唱基本の『き』を学ぼう 発声法」 講師:小林 まゆみ先生
    51名参加(講義録・DVD作成)

前半では「正しい呼吸法」を中心に、実技を織り交ぜお話して頂き、後半では腹筋を使ってのドイツ語特有の発音や、子音の活舌をよくするための訓練等につい てもお話して頂きました。講義の模様を講義録やDVDを作成。講義録は、会員特典として全会員さんに配布。会員以外の方にも広く普及につとめました。
  
8月 「第九」なんでもQ&A教室       講師:羽根 功二 先生  38名参加(講義録作成)

ちらしと併せて、羽根先生への質問事項を集め、答えていただくという趣向でとり組みました。生の疑問・質問について、それぞれの答えを頂きました。ベー トーヴェンの生きた時代背景から話が進み、特にドイツ語の発音を重視され、一枚のCD(*)の演奏を聴かせて頂きました。ドイツ人より丁寧に発音された名 演奏に感銘を受けました。当日の講義内容を講義録としてまとめ、同じく会員配布と会員外への普及につとめました。管理についても在庫確認をしています。

*CD ベートーヴェン「第九交響曲」 演奏 :ウイーンフィルハーモニー交響楽団 サイモン・ラトル指揮 バーミンガム市交響楽団・合唱団


(3) 親睦行事「バスツアー」で1日楽しく
 春の段階で行く先を決め、レッスン時や講座において宣伝。日程は9月21日、行く先は「御嶽明神山ゆりの里」。会費は1万円で温泉浴と会食で懇親をはかりました。実行委員の方による綿密な準備等 (「会」編集の歌集の作成。伴奏つきテープ)でバス車中での楽しさが倍増。会員29名、ゲスト九名の参加で大成功。ここでも積極的に呼びかけ、3名の方が入会されました。

(4) 「第2回ひとのわコンサート」鈴鹿馬子唄会館にて満席の取り組み
昨年度に引き続き、市民参画協働事業の補助金が継続認可され、昨年とは違った趣向で取り組みました。佐波真奈己先生・小林まゆみ先生の「第九」ソリスト (前・現)に加え、ピアノとヴァイオリンよる演奏会を企画。コンサート名は、昨年の名称を引き継ぎ「第2回ひとのわコンサート」。11月4日開催にむけ、 ちらし・ポスター・チケット作りや協賛店募りなどの行動をしました。特に日程的に「関街道まつり」とぶつかり、「関のまつりに花をそえよう」と発想の転換 をし、実行委員会こころひとつに取組みました。最終的には38名の実行委員体制となりました。坂下・白木地区の協力や市内商店街の大きなご協力を得て開 催。当日は高校生・小学生も含め、鈴鹿馬子唄会館へ二百余名の方がかけつけ、2人のソリストの熱唱とピアノ・ヴァイオリンの熱演にホールは感動に包まれま した。

(5) 運営委員・実行委員がこころひとつに
第1回運営委員会を4月に開催して以降、概ね月1回のペースで会合(計8回)を持ち、コンサート前には有志をつのり実行委員会体制(4回)で進めてきまし た。このほか、実務的に会計面での執行や印刷その他もろもろの細かい作業など即、集まって知恵を出しあい進めてきました。今年度、会員が飛躍的に伸び、た てた計画がすべて大成功に終えることができたのは、運営委員、ひとのわ実行委員が、「第九を愛する会」の趣旨を充分に理解し、そして自分のもてる力、得意 とするところで活躍したことが大きな要因と言えます。これからも、人と人との繋がりを大切にし「第九」愛する会を育てて行きましょう。

(6)会報「Freude」の発行とその他宣伝等
会報については年間1回の発行に留まりましたが、会のポスターを制作し協働センターホールにて掲示、また亀山市広報インフォメーションコーナー、H・Pの 市民活動サイトへ記事掲載。市民ネットへ市民団体としての登録をし、会の紹介もしています。「第2回ひとのわコンサート」の模様について写真も入れ、掲載 しました。

(7)「さいまつコンサート」の取り組み
  昨年度に引き続き実行団体として参加。演奏中の場内係り(2名)や駐車場係り(7名)としての役目を受け持ち、チケットについても割り当て数をクリ ア。今回は合唱に加わらない会員さんの協力で、御幸コミュニテイの会場を借りての昼食と着替え等、ひとつの団体としてまとまりある行動ができました。演奏 については、大阪シンフォニカー交響楽団の演奏で歌えた喜びと、指揮者の寺岡清孝氏についても大好評。打ち上げ会では、佐波先生への謝礼としての「花束贈 呈」もつとめました。

(8)事業活動を通して

○ 文化会館事業のチケット斡旋協力
年間を通して殆どの会館自主事業に協力。チケット協力では多大な実績を残しました。会館と会との良好な関係を作っていく上で今後も取り組んでゆくこととします。
○ 総合文化センターや津リージョンでのコンサート等へ誘いあって参加。クラシック音楽を身近に感じる取り組みをしました。

(9)その他
○ 名張市「市民コンサート(第2部 第九)」に参加(12月16日 名張青少年センター 4名)
○ 伊勢市「第九演奏会」に参加 (12月23日 伊勢市観光会館 7名)


3、会則改定(案)
「第九」を愛する会のきめごとについて、会発足当初から比べ、会活動が市の市民参画協働事業の対象団体として補助金を受け、市民団体としての動きとなりました。そうした実情に合わせる必要性から会計期間を改定することを提案します。

 現行
(会計期間)本会の会計期間は毎年1月1日から12月31日までとする

 改定案
    (会計期間)本会の会計期間は毎年4月1日から翌年3月31日までとする
 
※この改定に伴う処置として、移行調整期間として三ヶ月間の会計期間を設けることとします。
会費については、年間会費より案分し五百円を納めることとします。

4、新年度以降への暫定期間(1月1日~3月31日)の取り組み
   
事業計画と予算(別紙)
「ひとのわミニコンサート」の開催 
(プログラム) 演奏とコーヒータイム
(規模) 180名  
(会場) 亀山市文化会館・コミュニテイホールで開催
(チケット代) 5百円
(宣伝 )文化会館等イベントでのちらし折込 市民ネットへ記事掲載 
協働センター等公的な場所にちらし


「第九」を愛する会のきめごと

1:(名称)
  本会は、「第九を愛する会」と称する。

2:(事務局)
  本会の事務局は事務局長宅に置くこととする。

3:(目的と事業)
  本会は、ベートーヴェンの「第九」を楽しく歌い、さいまつコンサート「第九合唱」に協力する。
  市民の文化活動向上を図る事業を行い、あわせて会員相互の融和と親睦を図る。

① 「第九」に関連する行事を行い、又音楽全般を通して地域に貢献する行事を取り組む。
② 文化会館主催の「さいまつコンサート実行委員会」に参画する。
③ 文化会館自主事業への協賛活動を行う。
④ 市民に文化活動(音楽的行事)を呼びかけ広く参加の場を提供する。

4:(会員資格)
  本会の会員は「会」の目的と事業の趣旨に賛同する者。

5:(入退会)
  前項の趣旨に賛同する者は誰でも入会する事ができる。但し、入退会を希望する者は、
  入退会届を事務局に提出する。

6:(役員)
  本会に次の役員を置く。

① 会  長   1名(会を代表し会の発展に努める。)
② 幹  事   12名
③ 運営委員   10~20名
④ 事務局長   1名(運営委員の中から選び、会全体の連絡・調整・実務にあたる。)
⑤ 事務局次長  1名(運営委員の中から選び、事務局長を補佐する。)
⑥ 会  計   1名(運営委員の中から選び、会計全体の実務を含め管理にあたる。)
⑦ 監  事   2名(会員の中から選出し、運営委員会に出席する。)

役員の任期は1ヵ年とし、再選を妨げない。

7:(総会)
  本会の総会は下記による。
① 定時総会   原則として毎年1回開催する。
② 臨時総会   必要により運営委員会の議を経て会長が招集する。
③ 総会の成立  総会は当日出席した者をもって成立する。
  総会の付議事項:役員の選出承認、事業報告、会計報告、会計監査報告、事業計画、予算、
  きめごとの改廃

その他
8:(幹事会・運営委員会)
  本会の幹事会・運営委員会は委員の発意により必要の都度、会長が召集する。
  運営委員会の付議事項:総会の準備、「第九」を楽しむ行事並びに会員相互の融和と親睦に
  関する行事の企画立案。

9:(会費)
  本会の会費は年会費2,000円とする。会費の徴収は原則として定時総会時に行うが、
  途中入会の場合は入会届提出時に全額納入する。途中退会しても年会費は返還しない。
  上の定めの他、必要により臨時会費を徴収する事ができる。

10:(会計期間)
  本会の会計期間は毎年4月1日から翌年3月31日までとする。

11:(会計監査)
  総会に先立ち監事による会計監査を実施する。

付   則  

(1):会員はその住所、郵便番号、電話番号、氏名等に変更を生じたときは、直ちに本会事務局へ
   文書により連絡するものとする。
                                    


制定:2006年2月18日
改定:2007年3月10日
改定:2008年2月23日
改定:2008年5月10日

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